本から本へつながる書評ブログ『淡青色のゴールド』

読書家の経営コンサルタントのdaisuketによるブログです。一冊ずつ丁寧に書評しながら合わせて読むと面白い本をご紹介します。

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2022年の読書を振り返って

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2022年の読書を振り返って

こんにちは。書評ブログ「淡青色のゴールド」へようこそ。今回は書評でも、本の紹介でもなく、より個人的な読書の振り返りを行います。

2022年の読書

本当は先日公開した年間の面白かった本まとめの記事の中に含めてしまおうと思っていたのですが、本紹介だけでもかなり長くなった上に、振り返りもそれなりの文字数になってきたので記事を分けることにしました。

ということで、もし良ければ以下の面白かった本紹介の記事と合わせてお読みください。

 

daisuket-book.hatenablog.com

 

 

今年の読了数は本記事を書いている12月8日時点で97冊、おそらく年内にあと4、5冊は読み終わると思います。2021年が100冊、2020年が101冊だったのでほぼ例年通りのペースですが、読み方などは少し変わってきました。

オーディオブックの活用

2022年の読書生活の中での大きな変化といえばなんといってもオーディオブックの活用です。初めてという訳ではなく何年も前にも一時期使っていたのですが、当時はまだどのサービスも対応冊数が少なく、利用料金に見合わないなということで止めてしまっていました。今年改めて使い始めたのは対応冊数がかなり増えていることに気づいたことと、ランニング中のお伴として音楽以外のコンテンツを試してみたくなったことからでした。サービスとしてはAmazonのAudibleを利用しています。利用開始してすぐにサブスクリプションモデルの内容が変更(月1冊どれでも自由に読める→対象範囲内のものは読み放題、それ以外は追加料金)になり、当初は読み放題対象外の本が多くて不満だったのですが、すぐに対応冊数が増えてきたので、概ね満足しています。(オードリー若林ファンとしてはAudible限定配信の「佐藤と若林の3600」が始まってしまったので、今ではもう止めるに止められない状態となりました笑)

読んで(聴いて)いるのは主にビジネス書や新書で、買う程ではないけど気になるテーマや本という感じです。電子書籍も紙で買う程ではないけれど気になる本(と紙で買うと嵩張りまくる漫画)を読むのに使っていたので発想としては似ているのですが、Audibleは固定料金で読み放題なので一冊ずつ購入する電子書籍よりもさらに関心ハードルを下げられるとうか広げられるというか、気軽に選べるのが良いです。

 

読むのと聴くのではやはり本との向き合い方は変わってきます。紙にしろ電子書籍にしろ自分で読む場合にはペースは自分でコントロールすることになりますし、能動的に文章と向き合っている感覚なのですが、オーディオブックの場合はナレーターの間や抑揚で進んでいきますし、私のように走りながらなど何かをしながら聴いている場合には止めたり戻ったりということもそれほどやりやすくありませんじっくり味わうような向き合い方はしにくいですが、一方で一定のペースで進んでいきますので途中で詰まったり挫折したりということも起こりにくく先に進んでいくことでわかることや感じ取れることもあったりします

 

私は小説は合わなかったのでオーディオブックでは小説は聴かないのですが、会話の多い作品や一人称の小説などはオーディオの方が良いという方もいるかもしれません。私も対談本などは非常に聴きやすくオーディオブックに向いているジャンルもあるんだなと新鮮に感じたところもありました。ナレーションならではという点ではピンポイントな話ですが『史上最強の哲学入門』という書籍はオーディオブックで魅力が増したのではないかと感じます。人気漫画『グラップラー刃牙』にオマージュするような形で歴史上の哲学者たちの議論を対立構図で紹介していくというコンセプトの作品なのですが、最大トーナメント風に哲学者たちの紹介が続く部分は朗読(というよりほぼアテレコ)が凄すぎて笑ってしまいました。プロのナレーターさんっててすごい。

 

読むテーマ、考えるテーマに一貫性がなかった

年間ではっきりと決めているわけではないのですが、以前は「歴史」「宗教」「意志」など自分なりの考えたいテーマや問いがある程度明確にあって、そのテーマについて考えられそうな本を読み、さらにその本の中で紹介・引用されている本や参考文献から次に読みたい本や考えたい派生テーマが広がっていくということが多かったのですが、今年一年の読了本リストを眺めていて、今年はそのような一貫するテーマがあまり明確になかったなということを感じました。もちろんその時々で考えたいことがあるからそれぞれの本を手にしていますし一冊一冊を振り返ると面白かった本が今年もたくさんあったのですが、全体を通しての一貫性のようなものはなく、「今年一年は◯◯についてよく考えた」というようなものがなかったなと少しさびしい気持ちになりました。考えたいテーマ自体はいくつもありますし、読みたい本もたくさんあるのですが、以前感じていた焦りを覚えるような衝動としての「学ばなければ」「考えなければ」という感覚は薄れてきているような感じがしています。ずっと道半ばでもがき続けていた仕事やキャリアがある程度落ち着いてきた時期だからなのか、30代も後半に差し掛かってきた年齢的・身体的な変化によるものなのか、あるいはそもそも今年一年を通して精神的な安定をまったく欠いていたことが原因なのか、わかりませんが、この先どうなっていくのか、自分の思考や感覚の変化ということ自体を新たに向き合っていくテーマに据えるのも良いのかなと思ったりしています。

 

書評が全然書けなかった

書評ブログを名乗っているこのブログの更新が今年はほとんどできませんでした。書評を書きたいなと感じた本自体はたくさんあったのですが、なかなか時間が取れずほとんど書けませんでした。仕事が忙しかったというのもありますが、落ち着いて考える時間をじっくり取ったり、文章を練り上げるために集中する時間を取ったりすることができませんでした。集中力がないというか、やる気が出ないというか。夏以降は時間があれば書評ではなく本業のブログやnoteの方に時間を割いていたことが一番大きな要因なのはわかっているのですが、後から振り返って書いた満足感を味わいやすいのは書評なんですよね。来年はもっと書評書きたいと思います。

 

札幌への引越し。読書場所の再開拓

10月半ばに千葉県流山市から北海道札幌市へと引越してきました。まだあまりできていないので、今年の振り返りというより来年に向けてというところですが、新たな街に来ましたので居心地良く読書できるお店その他の場所を開拓していきたいなと思っています。幸いにしてというかそういう街であることを知って選んでいるのですが、札幌は素敵なカフェが多いので楽しみです。

 

以上、来年も読書を楽しんでいきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。