本から本へつながる書評ブログ『淡青色のゴールド』

読書家の経営コンサルタントのdaisuketによるブログです。一冊ずつ丁寧に書評しながら合わせて読むと面白い本をご紹介します。

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書評『政策起業家』民間の立場から政策・法律を変えるあり方を示す熱烈奮闘記

こんにちは。書評ブログ「淡青色のゴールド」へようこそ。本記事は駒崎弘樹さんの『政策起業家――「普通のあなた」が社会のルールを変える方法』の書評記事です。認定NPO法人フローレンスの経営者として日本の社会起業の第一人者ともいえる駒崎弘樹さんの新著…

書評『中動態の世界』「意志」とは何かを言語と思考とその研究の歴史から考える旅路

こんにちは。書評ブログ「淡青色のゴールド」へようこそ。本記事は哲学者の國分功一郎さんによる『中動態の世界 意志と責任の考古学』の書評記事です。

書評『ナラティブカンパニー』”自分ごと化”に必要なのはストーリーではなくナラティブ?

こんにちは。書評ブログ「淡青色のゴールド」へようこそ。本記事はPRストラテジスト本田哲也さんの著作『ナラティブカンパニー』の書評記事です。近年ビジネスを始めとしたさまざまな業界で「ストーリー」の言葉と並んでよく使われるようになってきている「…

2021年読んで面白かった本15冊

私が2021年に読んだ本の中から面白かった本を紹介する記事です。『社会問題とは何か』『社会を知るためには』『人間科学におけるエヴィデンスとは何か』『利他とは何か』『ナラティブカンパニー』『民主主義とは何か』『人新世の資本論』『孤立不安社会』『…

書評『NPOのためのマーケティング講座』NPO広報・マーケ・ファンドレイジング担当者の必読書

こんにちは。書評ブログ「淡青色のゴールド」へようこそ。本記事はNPOマーケティングの第一人者、長浜洋二さんによる『NPOのためのマーケティング講座』の書評記事です。NPOでマーケティングに関わる方、情報発信や広報、ファンドレイジングなど関連する業務…

書評『人間科学におけるエヴィデンスとは何か』現場の成果を定量的ではなく、それでも明証的に示すためにできること

こんにちは。書評ブログ「淡青色のゴールド」へようこそ。本記事は『人間科学におけるエヴィデンスとは何か』の書評です。医療、福祉や教育などの分野で、特に対人支援に関わる方にはぜひお読みいただきたいです。また、対人支援以外の分野でもソーシャルセ…

戦争と近現代日本について考えられるようになるために私が読んだ本【毎年更新】

こんにちは。書評ブログ「淡青色のゴールド」へようこそ。本記事では「戦争と近現代日本について考えられるようになるために私が読んだ本」と題し、私自身が自分なりに考えられるようになるために読んでよかったと思えて、そして皆さんにも読んでほしいと感…

書評『「カッコいい」とは何か』新しいカッコいいをつくり、見せることの意味

本記事は平野啓一郎さんの『「カッコいい」とは何か』の書評記事です。「カッコいい」という言葉のさまざまな意味や語源、社会文化的あるいは宗教的な使用の文脈、政治利用されてきた経緯など非常に丁寧に掘り下げる本です。単純に「カッコいい」という言葉…

サーバントリーダーシップを学ぶためのおすすめ本5冊

こんにちは。書評ブログ「淡青色のゴールド」へようこそ。本記事では『サーバントリーダーシップを学ぶためのおすすめ本5冊』と題し、これからサーバント・リーダーシップについて学びたい人にオススメの本をご紹介します。

書評『推し、燃ゆ』で考えるNPOの応援することと応援されることの意味。

本記事は宇佐見りんさんの『推し、燃ゆ』の書評記事です。かなり話題になった本で、すでにプロの書評もたくさん出ている本です。通り一遍の書評は今更不要かと思いますので、ちょっと変わった切り口で、普段私が仕事で関わっているNPOセクターについて本作を…

書評『ソーシャル・ファシリテーション』ソーシャルセクター人材の必須スキルセット

こんにちは。書評ブログ「淡青色のゴールド」へようこそ。本記事は『ソーシャル・ファシリテーション』の書評記事です。社会課題の解決は自分ひとりだけで進められるものではありません。地域のさまざまな方とのコミュニケーションを上手くとりながらともに…

書評『私とは何か――「個人」から「分人」へ』”本当の私”という”呪い”からの解放

書名としては「私とは何か」という哲学的な問いかけが冠されていますが、哲学の本ではなく、むしろ日常の人間関係の捉え方を変えてくれるようなかなり実際的な視点の本です。 重要なキーワードは副題になっている「分人」です。”自分探し”や”自己実現”などさ…

書評『共感経営「物語り戦略」で輝く現場』VUCA時代の戦略発想起点としての”共感”

本記事は『共感経営「物語り戦略」で輝く現場』の書評記事です。イノベーションに成功している企業の取り組みや経営のあり方を「共感」「物語り」というキーワードから読み解こうとする本です。実現すべき「ビジョン」の提示やビジョンへの共感を軸に経営を…

書評『世界を変える偉大なNPOの条件』今でも学ぶべき「6つの原則」と3つの注意点

『世界を変える偉大なNPOの条件』の書評記事です。NPOマネジメントに関する本としては非常に有名な本です。日本語訳版が出版(2012年)から8年以上経過していますが、今でもその内容は褪せておらず、NPO経営に関わる方にはぜひ一度は読んでほしい本の一つで…

街で人と”すれ違う”と本と出会えるアプリ「taknal」レビュー

何もする必要はありません。日常生活をおくるだけです。人とすれ違うことがあれば、アプリを閉じていても自動的にすれ違った本を記録してくれ、次にアプリを立ち上げたときに「今日は◯冊の本と出会いました!」という形で教えてくれます。

書評『社会を知るためには』社会は「わからない」ということの受け止め方

こんにちは。書評ブログ「淡青色のゴールド」へようこそ。本記事はちくまプリマー新書の『社会を知るためには』の書評記事です。タイトルの通り「社会を知る」ということをテーマに、なぜそれが難しいことなのか、どのようにその問いに向き合えば良いのかと…

書評『社会問題とは何か』誰が気づき、問題化し、解決されていくのか

こんにちは。書評ブログ「淡青色のゴールド」へようこそ。本記事は『社会問題とは何か』の書評記事です。NPO等で社会課題の解決に取り組んでいる人はもちろんのこと、普段ニュースで目にする様々な社会課題に共通する構造について理解したいという方にオスス…

2020年読んで面白かった本10冊

こんにちは。書評ブログ「淡青色のゴールド」へようこそ。本記事は2020年に私が読んだ本の中から面白かった本を紹介する記事です。ジャンルはバラバラですし、特に最新の本をがんばって追っている訳でもないので出版から年数が経っている本もあります。掲載…

書評『コンバージョンを上げるWebデザイン改善集』コンバージョンを上げるためにWebサイトの何を変えれば良いのか

こんにちは。書評ブログ「淡青色のゴールド」へようこそ。本記事は『コンバージョンを上げるWebデザイン改善集』の書評記事です。担当しているウェブサイトやランディングページを改善したいけど何から手をつけて良いか分からないという方にオススメです。

書評『ファンベース』NPOマーケティングの楽しさと可能性を強烈に再認識できる本

こんにちは。書評ブログ「淡青色のゴールド」へようこそ。本記事は、佐藤尚之さんの『ファンベース』の書評記事です。私は経営コンサルタントとして仕事をしており中でもNPO等の非営利活動を行う組織に対するコンサルティングを行うことが多いのですが、発売…

書評『ルポ 児童相談所: 一時保護所から考える子ども支援』熱さを丁寧な取材に込めた真摯なルポルタージュ

こんにちは。書評ブログ「淡青色のゴールド」へようこそ。本記事は慎泰俊さんの『ルポ 児童相談所: 一時保護所から考える子ども支援』の書評記事です。日本国内で子ども支援に関わる活動をしている方や「子どもの貧困」のテーマに関心のある方にはぜひ読んで…

書評『走ることについて語るときに僕の語ること』"走ること"にまつわる素晴らしきメモワール

こんにちは。書評ブログ「淡青色のゴールド」へようこそ。本記事は村上春樹さんのランニングに関するエッセイ『走ることについて語るときに僕の語ること』の書評記事です。 ランニング・ジョギングを趣味としている方にはぜひ読んで欲しい一冊ですし、「読書…

書評『マラソンは毎日走っても完走できない』ポイントは「つくる」「ほぐす」「維持する」

こんにちは。書評ブログ「淡青色のゴールド」へようこそ。本記事は小出義雄さんの『マラソンは毎日走っても完走できない』の書評記事です。マラソン指導の第一人者、小出監督がマラソントレーニングについて分かりやすく解説したマラソン初心者にオススメの…

書評『人生なんて無意味だ』世界は多様で、不条理で、残酷で、無意味だ。

こんにちは。書評ブログ「淡青色のゴールド」へようこそ。本記事はヤンネ・テラーの小説『人生なんて無意味だ』の書評記事です。児童文学ではありますが、大人にも読んで欲しい作品です。

書評『こんな夜更けにバナナかよ』福祉・ボランティアルポの傑作

こんにちは。書評ブログ「淡青色のゴールド」へようこそ。本記事は渡辺一史さんの『こんな夜更けにバナナかよ』の書評記事です。大学時代から何度も何度も読んだ本。福祉やボランティアといった分野のルポルタージュとしては自分が知る中で最高の一冊です。

書評『小さなカタコト*イタリア語ノート』下手な外国語会話本より実地で使える旅エッセイ

こんにちは。書評ブログ「淡青色のゴールド」へようこそ。本記事は『ちいさなカタコト*イタリア語ノート』の書評記事です。私はこの本をイタリア旅行に行く際に飛行機の中で読みました。まったくイタリア語に触れたことのない方にもオススメできる本です。

書評『さよならは小さい声で』すてきなひとたちと過ごすていねいな暮らし

こんにちは。書評ブログ「淡青色のゴールド」へようこそ。本記事は松浦弥太郎さんのエッセイ『さよならは小さい声で』のレビュー記事です。 この記事の下書きを書いたのは出張に向かう新幹線の中でした。読み終わって書評を書きたい本はたくさん溜まっている…

書評『小春日和』大人の目線でビルディングスロマンを受容し直す

こんにちは。書評ブログ「淡青色のゴールド」へようこそ。本記事は金井美恵子の『小春日和』の書評記事です。金井美恵子氏の代表的連作「目白四部作」の一冊です。

書評『彦左衛門外記』歴史の虚構性を暴く「まじめにいいかげん」な周五郎の異色作

こんにちは。書評ブログ「淡青色のゴールド」へようこそ。本記事は山本周五郎の『彦左衛門外記』の書評記事です。山本周五郎作品の中でもとびきりの異色作でありながら、だからこそ作家としての周五郎の”本音”が埋め込まれていると感じる作品です。

書評『阿房列車―内田百閒集成〈1〉』行けども、行く。ただただ行く。列車旅の魅力。

こんにちは。書評ブログ「淡青色のゴールド」へようこそ。本記事は内田百閒の『阿房列車』の書評記事です。内田百閒の作品を読むのはこの作品が初めてでした。 実家に帰った際に私以上に読書好きの弟の本棚から借りてきて読んだ本です。